自分がブログを書き続けている理由と、今開発中のサービスについて
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さて今日は、そもそも何でブログをコツコツ書き続けているかについて。
実は今、秋頃のリリースを目標に
個人大家さんの利用を想定した無料WEBサービスを開発しておりまして、
そちらの初期ユーザーになって頂けるような人達と今から繋がっておきたいという、
極めて打算的な動機からなんです笑。
まあ動機はさておいてなんですが、
自分自身が大家さん業を開始してから10年以上、
四苦八苦しながら色々と経験積んできた中で、いつも不満に感じていたのが、
”大家さんはたくさんのブラックボックスに囲まれている”
”業者(管理会社や仲介会社)さんとの情報格差・非対称性が非常にある”
ということでした。
例えば・・・
・近隣の競合物件がどれくらいあり、競合大家さんがどんな顔ぶれかを知りません。
・近隣ではどんな物件が人気で、どこが不人気かも把握しきれていません。
・周辺エリアへの入居希望者はどれくらい存在していて、どのような属性の人達で、どのような選定基準で探しているのかも不明瞭です。
・たくさんある客付会社や管理会社のなかで、どこの担当者はハイパフォーマーなのか、というのもわかりません。
・自分の物件の空室情報が、どの業者にまで伝わっているかも把握できてません。
・どの賃貸サイトで募集されているかも知らされません。
・どれくらい反響があったかもわかりません。
・内見してもらった人の感想を把握することもできません。
・どこを改善すれば入居を決めてもらえたかなんてこともわかりません。
・自分の物件の入居者はどんな人達で、どれくらいの満足度で住んでいるのかもわかりません。
・退去予定の人がなぜ退去を決めたのかも、わからないままです。
・・・色々と書きましたがどうでしょう?
これって本当は大家が把握しておきたいブラックボックスではありませんか?
どれも仲介/管理会社サイドに比べて、大家側は把握しづらいことが多くはありませんか。
(下手したら管理会社さんもそこまで意識して運営されていないかもしれません。)
でも、本来は上記にあげたどれもが、賃貸運営を行なっていく上で非常に重要なデータになっていくはずです。
本当に現状のままでいいのだろうか??
いやいや、自分は管理会社からヒアリングしたり現地確認しながら、だいたいだけど把握しているよって方もいらっしゃると思います。
もちろん、自分もこれらのことをできるだけ把握するように努めてます。
でも、現状ではほとんどが定性的で感覚的な伝聞話で終わってしまってますし、
数値的なものが把握できるとしてもそれは管理会社側、仲介会社側の方で
ストップして、なかなか我々が把握することができません。
これって本当はなんだかおかしいことだと思うんです。
これらのことを把握し、精度の高い手立てを講じることができなければ
これから人口減少し空室率が激増していく将来を生き残っていくことは
かなり難しいことだと思います。
自分達は投資家で本業が別にあるんだから
管理運営はプロに任せておけばっていう向きもあるでしょうが、
自分は「蚊帳の外」に置かれているみたいに感じていましたし、
リスクをとって事業運営しているのだから判断を間違えないように精度をあげたいし、
そのためのPDCAをもっと回せる環境やデータを把握し、運営パートナーである不動産会社と共有しながら手立てを講じていきたいなと思うんですよね。
管理会社さんも、大家さんに情報を与えて
うるさく言われはじめるのはいやだなーと思うかもしれないですが、
大家さんの意識を変えていき、もっと精度の高い経営判断をしてもらわないと、
預かっている空室物件がいつまでたっても埋まらないですし、
他社との差別化もできないだろうなと。
不動産運用におけるデータ可視化→経営精度の向上を大家目線で引き上げていきたい。
なのでこれから当面、自分の経験から賃貸運用を行う際の大家さんの羅針盤になりそうな主要データやシステムをじょじょに整備していき、より賃貸経営をPDCAしやすくなる環境を大家さんと不動産会社の方々に届けていきたいなと考えています。
いきなり全てを解決することは難しいですが、
少しずつ、提供していけるよう頑張ります。
(更新)その後、無事サービス公開できました!もしよければ試してください。
(応援いただける方は、ぜひボタンを…🙇 )