パパとRE-tech起業と不動産運営と

25歳から10年以上大家してます。今まで6棟購入⇒4棟売却済。郊外築古APから都内新築へシフトしてます。1年前から専業大家に転身し、現在は大手賃貸ポータルサイトの空室募集状況を簡単に分析できる、大家さんのためのサービス「チェックル」https://checkru.jp/ を運営中。サービス開発と不動産運営の合間に感じたことを世界の片隅からつぶやきます。

【拡散希望&緩募】大家さんのための手軽な空室対策ツール「チェックル」の事前登録を開始します

こんにちは。

以前から絶賛開発中の大家さん向けの空室対策サービスが、そろそろリリースできそうなので、今日はサービス利用の事前案内も含めて紹介させてください。
(現在、こちらのページで事前登録およびテストユーザーを受付けています。)

 

何を作っているのか?

一言で言うと、「SUUMOやHOMESなどの主要賃貸サイトに募集中の物件がきちんと掲載されているを手軽に確認でき、ついでに競合物件の動向もつぶさに分かる大家さんのためのマーケティングダッシュボード」です。無料で使えます。

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何ができるのか?

①現在募集中している空室情報が「どこの賃貸ポータルサイト」に掲載されているかが数秒で分かる(掲載確認機能)

主要な賃貸サイト(当初は9サイト)での検索結果を集計し、「どのサイト」に「どの物件」が「どの不動産会社」から掲載されているかが数秒でわかります。自分の物件を見つけて登録ボタンを押せば、以降は各サイトの掲載状況を毎週ごとに自動更新で調べてくれます。

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②近隣にどんなライバル物件があるか?どのサイトにどれくらい募集されているか?掲載期間はどれくらいか?がわかる。(競合物件分析)

登録した物件については、近隣のライバル物件動向も物件別やサイト別にしっかり調べます。競合物件数の変動や掲載期間状況、掲載順位など今まで把握しきれなかったデータを細かく確認できるから、市場動向を踏まえた募集条件の見直しもいち早くできます。

 

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なぜこのサービスを作ったのか?

空室問題は大家共通の最大課題であり、皆悩んでいる。

自分が大家業をはじめて10年、常に苦労していたのはやはり空室問題でした。

健美家のアンケートにもありますが、 空室問題は賃貸経営の課題でぶっちぎり1位であり、好立地以外に物件を持つ大家さんのほとんどが悩みを抱えている普遍的な課題です。

みなさん、知恵を絞りながら、リフォームをしたり、家賃を下げてみたり、広告料を増やしたり、多くの業者さんに声かけたりと、試行錯誤されていると思います。

・意外と見落としがちだけどとても効果があるのは「ポータルサイト掲載の徹底」

ただ、もっとも手軽にできてかつ意外と皆さんが見落としがちな対策が、空室物件をできるだけたくさんの賃貸サイトに掲載することです。

なぜかといえば、インターネットで部屋探しする人が8割以上いると言われるこの時代、ほとんどの入居者さんは賃貸ポータルサイト上の物件ベースでかなり検討を進めてしまいます。ネット上に掲載されてない物件=入居者の目に止まらないため「存在しない」も同然といえます。

当たり前ですが、どんなにお金をかけてリフォームをしようとも、魅力的な家賃を設定しようとも、多くの入居者の目に触れなければ意味がないのです。

大家にとって、ポータルサイトでの掲載&集客は「介在しづらく」「把握しづらい」

ただ残念ながら大家が直接、ポータルサイトに出稿することは日本ではできないため、掲載や募集活動は管理会社や客付業者さんにお願いすることがほとんどだと思います。結果、大家は業者さんに集客は任せるほかありません。

すると、、、みなさんはこういった内容で悩んだことはありませんか?

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これは自分自身がよく悩まされてきた募集に関する不満でしたが、多くの人が同様に悩んでいることでもあります。

賃貸運営上、一番大事な「客付け」のプロセスが、「介在しづらく」「見えづらい」ブラックボックス化していて、大家から見るととても非効率に行われているのが現状だと思います。

掲載中の空室の20~30%はわずか1サイトのみの掲載、という驚くべき事実。

メジャーな賃貸ポータルサイトは国内にたくさんあります。TVCMなど大規模なプロモーションを行う事業者が10〜15程度は存在しているでしょう。

大家視点では、できるだけ多くのサイトに掲載してもらうべきなのですが、実際にはほとんどの大家さんは少しのサイトしか掲載できていません。

今回の開発にあたり空室募集の実態を調べてみましたが、驚くべきことにどのエリアにおいても20~30%程度の物件はたった1つのサイトにしか掲載されていませんでした。さらに全体の半数の物件は3サイト以下の掲載に留まっている状況でした。

 

※なぜかというと、当然ですが掲載のためには安くない広告料を業者側で支払う必要があり、費用制限から限られたサイト先しか掲載できないからです。また、どうせ掲載するなら契約が決まりやすい物件(かつ広告料もたくさんもらえそうな物件)から優先しますから、掲載物件は一極集中しがちです。

 

きっと当の大家さんは知らずに「空室、まだ埋まらないかなぁ。」なんて思っているんでしょうね。。


もちろん、REINSやatBBなど業者間サイトで情報流通してもらうことも意味はあるのですが、インターネットで部屋探しのかなりの部分を済ませてしまう人がだいぶ多くなっていることを考えると、ネット掲載されていない時点でかなりのハンディを背負っていると思います。

掲載状況の正確な把握ができれば、適切な処置が講じられる。

そこでまずは自分の物件の掲載状況を簡単に手間なく調べられることが大事だと思い、開発テーマとしました。手間なく掲載状況が正確に把握できれば、大家側で管理会社に掲載先を増やしてもらえるよう交渉したり、もしくは他業者への掲載依頼も効率的にできます。また掲載情報が最新のものか、間違えがないかも簡単に確認できます。(リフォーム前の写真が掲載されていたり、写真自体が数枚しか掲載されてなかったり結構あるあるですよね。。)

・近隣の競合動向をつぶさに把握できれば、勝てる募集条件が分かる。

かつて良かった時代を忘れられず、今の時代に見合った賃料設定や設備投資ができていない大家さんは多いとよく聞きます。

一方で地域人口は減少の一途を辿り、にも関わらず新築賃貸住居は規制されることなく供給が続いています。結果、昔よりも相場が崩れているエリアは多くなってきている印象を受けます。マーケット動向は常に変化し、そのスピードは早まっています。数年前と今では全然コンディションが違っているエリアは多いと思います。

 

保有物件の競合となりうる物件は近隣エリアにどれくらい存在し、相場はどの程度の分布なのか、どのような設備や募集条件の物件は成約が早いのか、あるいは遅いのか、といった具体的なマーケット動向を把握することができれば、常に競合優位な募集条件を提示し続けることができます。不動産会社との集客会議でもこちらから提案しやすくなります。

 

※自分が空室に苦戦する郊外に物件を持っていた時は、主要な賃貸サイトは毎週末ごとに想定ターゲットが設定するであろう条件で検索をかけ、全体の掲載数の把握やその中での家賃順位で上位10%程度に表示されることは常に意識していました。

それなりの手間でしたが、上記を徹底すると成約までは期間はかなり短縮できます。

 

そういった経験を今回のサービス設計にも生かし、手軽にマーケット動向を把握できるようにしました。

 

ということで作ってみたサービス「チェックル!」、事前登録を開始します!

という風に自分の大家経験や苦労話を生かし、大家さんの苦労を取り除けるようなサービスを提供できないか色々考え、試しに作ってみたのが「チェックル!」になります。

使い勝手もまだまだよくないと思いますし、そもそも本当にニーズがあるかもまだわかりません。が、試行錯誤しながらそこらへんを探っていければいいなと思っています。

 

で、ここまで読んでいただいたみなさまにお願いなのですが、一般公開の前に現役大家さんに使っていただき、最終的な検証やサービス評価ができたらと思っています。

試しに使ってみたい、 協力してもいいよ、という方がいらっしゃいましたら、下記ページよりご登録いただけますでしょうか?

すでにサービス自体は動いている状態なので、アクセスの方法を私の方からご連絡を差し上げます。

 

ただ使っていただけるだけでとても嬉しいですし、そのあと少しメールか電話でインタビューなどさせてもらえればとてもありがたいです。(もちろん事前の準備などは不要です)。

サービスの便利な使い方や空室対策のテクニックなど個別でご説明することもできますし、私も開発する上でとても参考になりますので、よろしければぜひお願いいたします!

 

またもしよろしければ、このブログ記事や登録ページをお知り合いの大家さんなどに転送しご紹介いただけたらとても嬉しいです。

 

お願いばかりで恐縮ですが、手応えを掴みながら前に進んでいければと思い、どうぞよろしくお願いいたします!

 

<事前登録>チェックル!〜大家さんのための空室掲載確認サービス〜

peraichi.com